世界に評価されている日本のアニメーション

「アニメ」と聞いて、どのような印象を抱くでしょうか。
子供が観るもの、暗い、オタク、マニアックと、どちらかといえばマイナスのイメージを持つ人が多いと思います。
ところが、日本のアニメーションは、海外では非常に高い評価を受けています。
作画は勿論、脚本、演出、効果、音楽と、ある意味、芸術として捉えられている面すらあります。
ジャパンとアニメーションを掛け、「ジャパニメーション」と呼ばれています。
自動車や電子機器だけでなく、アニメーションは世界に誇れる日本製品なのです。

有名なのはスタジオジブリです。
1996年より、ウォルトディズニーカンパニー及び、その日本法人であるウォルトディズニージャパンと業務提携しています。
配給や映像ソフト化に、世界のディズニーが深く係わっています。

あまり知られていませんが、押井守というアニメーション監督も、世界的に高い評価を受けています。

スタジオジブリとは異なり、比喩や演出を多用する、難解な作品を作ります。
『イノセンス』という作品は、カンヌ国際映画祭に、アニメーションとしては初めて出品された作品でした。
『スカイ・クロラ』という作品は、イタリアのヴェネチア国際映画祭、スペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭に出品され、受賞もしています。

こうした日本アニメーションの進出は、いつから始まったのでしょうか。
1988年に映画化された、大友克洋監督の『AKIRA』が、ジャパニメーションのパイオニアと言えるでしょう。
原作は同監督の漫画であり、荒廃した未来都市を舞台にした、独特のSF作品でした。
超能力者なども登場し、人類の進化も物語の要素になっています。
翻訳されたアメリカンコミックとしても発売され、海外でも人気を博しました。

他にも海外で映像化されている、アニメや漫画はたくさんあります。
少年ジャンプの人気漫画であり、いくつものアニメーションも製作された『シティーハンター』はジャッキーチェン主演で映画化されています。
同じくジャンプ作品である『北斗の拳』もハリウッドで実写化されました。
最近、立て続けに続編が出ている『トランスフォーマー』も、元々は日本のアニメーションです。
アニメーションの関連メディアとも言える、日本のゲーム作品も映画化されています。
『バイオハザード』などはその代表と言えるでしょう。

子供向けアニメも海外で人気です。
ヨーロッパでは『セーラームーン』なども放送されています。
サッカーの強豪国が多いアラブ圏では、『キャプテン翼』のアニメーションを観て、サッカーを始めた選手がいるほどです。

日本のアニメーション技術は長い年月をかけ、培われてきました。
映像だけでなく、脚本や演出手法も高いクオリティに達しています。
これからも、世界に誇る日本アニメーション技術は進化していくでしょう。